耐震診断の基準をis値といい、構造耐震指標の事をいいます。
is値が0.6以上だと、倒壊又は半壊する危険性が低くなっています。
is値が0.3以上0.6未満では、倒壊又は半壊する危険性があります。
is値が0.3未満では、倒壊又は半壊する危険性が高くなっています。
これは建築物の耐震改修の促進に関する法律により、震度6から7程度の地震に対して定められたものです。
耐震性能は建築物の強度が高くて粘り強さが強い場合や、建物形状やバランスが良い場合や、建物の劣化があまりない場合が高くなります。
is値は耐震診断を行うことで求められるので、診断の目的や建築物の構造等に合わせてレベルを選択します。
レベルは第1次から第3次まであり、一般的には第2次診断を指す事が多くなっています。
過去に起きた大地震から、地震の被害を受けた建物のis値分布は、0.6以上の場合は中破以上の被害を受けていない事が調査から分かっています。